固定費とは、売上高の増減に関わらず発生する費用を言います。
”不変費”ともいいます。
具体的には、
人件費、地代家賃、水道光熱費、接待交際費、リース料、広告宣伝費、減価償却費
などがあります。
売上高がゼロになったからといって、
人件費を払わないわけにいかないですし、家賃も発生します。
電気・ガス・水道を利用すれば水道光熱費もでます。
また、売上高が2倍になったからといって
これらの費用が2倍になるかといえば、そうでもありません。
このように、
売上高の増減に関わらず固定的に発生する費用のことを
固定費と言います。
人件費は固定費か変動費か?
人件費は一般的には固定費と捉えられています。
売上高が増えたからといって
正社員の人件費が大きく増えるわけでもありませんし、
家賃が変わるわけでもありませんよね。
残業代が増えたり、派遣社員・契約社員の給与については
売上高に比例して増減する場合もあります。
また、完全歩合制の給与体系であれば、売上高に比例して増減することもあります。
そういった人件費は、変動費と捉えることもできます。
つまり、人件費をはじめ、
現実的には、変動費と固定費を完全に区分することには限界があります。
だからといって、この区分に固執する必要はありません。
あらかじめ、この区分をしっかりとしておき、むやみやたらに動かさなければ
問題はありません。
それぞれの費用の内容と区分の根拠さえつかんでおくことが重要ですね。
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