『キャッシュフロー経営』って何?

キャッシュフローコーチ

をやっていると、

 

疑問
「キャッシュフロー」って何なん?

 

こういった質問があります。

 

「キャッシュフロー」とは、

「お金の流れ」

のことです。

 

 

入ってきたお金から

支出したお金を差し引いて、

手元に残るお金の流れ

を言います。

 

 

この

「キャッシュフロー」を軸に、

 

お金の動きに焦点をあてて

経営の舵取りを行うこと

 

これを

『キャッシュフロー経営』

と言います。

 

 

 

この

『キャッシュフロー経営』ですが、

ここ最近始まったものではありません。

 

 

もう10年以上前から

『キャッシュフロー経営』の

取り組みは始まっています。

 

もちろん、すでに

実践している会社も

たくさんありますが、

 

まだまだ本格的に

取り組んでいらっしゃる

中小企業は少ないのが実態です。

 

 

 

疑問
じゃ、この『キャッシュフロー経営』
今までの経営と何が違うの?

 

 

今までの一般的な経営は、

「利益追求型の経営」です。

 

 

利益のみに焦点をあて、

利益を追求する経営が

主流でした。

 

いかに利益を上げるか

 

利益を上げるために、

いかに売上を上げるか

いかにコストカットするか

 

こういったところから、

売上至上主義

利益至上主義

 

売上を上げ、利益を上げれば

会社経営は安泰だという

経営方針です。

 

 

もちろん、

会社が営利目的で

存在する以上、

 

売上を上げ

利益を追求することは、

当たり前のことですし、

会社の最も重要な目的のひとつです。

 

 

しかし、それだけでは

会社はうまく軌道に乗りません。

 

 

社長
利益出てんのに、全然お金残らへんやん (;一_一)
社長
予想以上に、お金がえらい勢いで減っとるやん!?

 

こういったことを感じたことが

ある方も多いと思います。

 

 

 

この要因の一つとして考えられるのが、

日本の会社経営の指標の表し方です。

 

 

日本の会社経営の指標として

一般的なものの一つが

 

「損益計算書」

です。

サンプル会社の損益計算書

 

この「損益計算書」

 

ザックリご説明すると、

売上 ー 経費 = 利益

 

これが分かります。

 

儲かっているのか

儲かっていないのか

が一目で分かります。

 

 

ただし、

これだけでは

お金の流れが分かりません。

 

 

利益とお金の流れは一致しない

からです。

 

詳しくはコチラをどうぞ☟

 

 

日本の会社経営の指標として

もう一つあるのが、

 

「貸借対照表」

サンプル会社の貸借対照表

 

 

「貸借対照表」は

「バランスシート(B/S)」とも呼ばれ、

会社の一定時点の

財政状態を見るものです。

 

 

ザックリいくと、

会社の決算時点などに

会社がどんな財産をいくら持っていて

負債がどれくらいあるのか?

 

会社の安定性や支払能力まで

確認することもできます。

 

が、決算時などの一定時点での

お金の残高は分かりますが、

 

一年間のお金の流れが

ハッキリ見えるかと言えば

そうでもありません。

 

 

さらに、この二つの指標

「損益計算書」

「貸借対照表」

ですが、

 

中小企業の会社経営に

活用するには大きな欠点

 

があります。

 

 

それは・・・

 

 

 

 

ふたつとも

会社の過去の結果!?

なんです。

 

 

もちろん、

過去の結果はとても重要です。

 

過去の結果を見ながら、

これからの経営の道筋を

考えます。

 

 

過去の結果をもとに、

 

うまくいったこと

うまくいかなかったこと

それぞれを検証します。

 

 

しかし、会社経営において

さらに重要なのは、

 

その検証結果をもとに、

うまくいったことは

さらに改良し、

うまくいかなかったことは

変化を加えたり方針転換、

それらをプラン立て

さらなる実践に繋げる

 

これが重要です。

 

 

ここで必要になるのは、

 

過去の結果ではありません。

 

未来への影響です。

 

 

 

 

ひとつのプロジェクトが

立ち上がったとしても、

 

それがうまくいくかどうか

分からない状態で進行しても

推進力も弱まります。

 

下手したら、

中途半端な状態で立ち消える

可能性もあります。

 

 

 

ひとつのプロジェクトを

成功させるためには、

 

お金の投下から

それがいくらのお金を生み出し

そのお金をどのように回収するのか

 

そういった細かなところまで

初めの段階で検討し、

 

そこに連動する

アクションプランが

必要です。

 

 

これを実践することで、

会社の未来のお金に

どういった影響があるのか

 

これを初めの段階で

検証します。

 

想定外のことが起こっても

できる限り対応できるよう、

対策を練っておきます。

 

入念に『準備』をしておきます。

 

 

恐る恐る実践し、

痛い思いをしながら

何度も何度も引き返すのは

しんどいですし、

時間もかかります。

 

リスクも高いです。

 

 

 

ひとつひとつの

アクションに対し

お金の根拠付けをすることで、

 

実現可能な状態から

スタートする。

 

 

 

これが

『キャッシュフロー経営』

です。

 

 

 

 

「作れば売れる時代」

とうの昔に終焉を迎えています。

 

「売れるものを創る時代」です。

 

行き当たりばったりの経営で

生き残っていくことは困難です。

 

 

だからこそ、

会社組織を永続的に

発展させるためには

『キャッシュフロー経営』は必須

の時代に来ています。

 

 

会社がビジョンを実現するためには、

「キャッシュフロー経営によるお金の裏付け」が必要です!

 

 

『キャッシュフロー経営』

に取り組むことは

難しいことではありません。

 

 

 

まずは、顧問税理士などの

専門家に相談したうえで

取り組んでみては

いかがでしょうか?