Vol.250
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
粗利益
この数字をいかに上げるか
これ、売上高を上げること以上に
大事なんですね。
粗利益 = 売上高 - 変動費
さらには、
売上高のうちに
粗利益の占める割合を
”粗利率”
といいます。
ちなみに、
変動費とは、
売上高に比例して増減する費用
のことです。
変動費・固定費について詳しくはコチラ☟
例えば、毎月の数字が
売上高 1,000
変動費 200
粗利益 800
粗利率 80%
(一般的に、歯科医、医業、経営コンサル事業などがこれくらいの粗利率です。)
この会社をお金のブロックパズルに
当てはめるとこうなります。
和仁達也先生「超★ドンブリ経営のすすめ」からお金のブロックパズルを引用
この会社の粗利率が
1%改善されると・・・?
売上高 1,000
変動費 190
粗利益 810
粗利率 81%
粗利益が、800から810へ
利益が、100から110へ
10増加です。
たった1%
粗利率が改善するだけで、
10の利益増
につながります。
売上を1,000とした場合は、
たった10の利益増ですが、
売上が1億円の会社なら百万円
売上が10億円の会社なら、1千万円
の利益増
につながります。
粗利率を
1%改善するだけです。
粗利率を
3%改善すれば、
その効果も3倍
です。
売上が1億円の会社なら3百万円
売上が10億円の会社なら、3千万円
の利益増
になります。
実は、粗利率を上げる
ということは
想像する以上に
インパクトがあるんですね。
もちろん、売上を増加させることも
大事ですが、
同時進行で、このように
粗利率の改善を考えることは大事です。
粗利率を改善するために
検討することはたくさんあります。
売上はもちろん、
変動費の最適化、削減
にも関わってきます。
例えば、
商品・サービス毎の粗利率を把握し、
粗利率の高い商品を数多く販売すれば、
自ずと粗利率は改善されます。
同時に粗利率が低い商品については、
個別に原因や課題を洗い出すことで、
より個別具体的に改善を図れます。
仮に、粗利益がほとんど出ていない
商品やサービスがあれば、
値上げも仕方ないかもしれないですね。
粗利益がほとんど出ないという数字の事実は、
値上交渉の交渉材料にもなります。
変動費について改善するのであれば、
商品の仕入量を最適化する工夫をする
ロスを軽減する工夫をする
仕入単価を下げる工夫をする etc
そのためには、
仕入先別ではどうなのか?
商品別ではどうなのか?
在庫の管理・工程管理は適切か? etc
まずは
現状確認から始める
必要があります。
粗利率
これを一括りに考えず、
要因ごとに分解して
工夫することが重要です。
10%改善する
となると、
厳しいですが、
1%~5%程度であれば
ほとんどの会社が
改善の余地があります。
10%改善しようとなると
かなりキツイですが、
1%、2%であれば、
できそうじゃないですか?
もし、資金繰りでお困りの
経営者様がいらっしゃいましたら、
我々、キャッシュフローコーチに
お声がけください。
市場のニーズを見極めて
ひとつひとつ戦略的に
考えていきましょう。
東條でした。
それでは、また明日!
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