Vol.171
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
ここ最近、確定申告の相談が
増えてきましたが、
たまに個人事業主の方から
こういった質問があります。
これから事業を始めるにあたって
スタート段階で会社を設立するのか
個人事業から始め、
軌道に乗ってきたら法人化するなど
色んなパターンがあります。
中には、
会社設立をしないと
許認可がおりず、
事業自体が行えない業種もあります。
個人事業は、
税務署に「開業届」を出すだけで
始められますので、手軽です。
一方では、
「株式会社」を設立するためには、
登記が必要になりますから、
最低でも20万円程度の
費用が掛かります。
会社設立には
メリット・デメリットがありますので、
そういったところを
正確に把握し、
会社設立の方がメリットが大きいと
判断してはじめて
会社設立を選択すべきです。
この中で
会社設立のメリットのひとつとして
よく言われるのが
対外的な信用力アップ
長い付き合いがあれば、
それまでに培ってきた実績が
ありますが、
初めて仕事をする相手から
信用を得ることは
そう簡単ではありません。
法人であれば、
すぐに信用が得られるって
わけではありませんが、
法人であれば、
登記がされていますから、
その登記を調べれば、
誰でもいつでも重要事項を
閲覧できます。
だれが会社の責任者で、
どういった商売をしているのかが
登記事項を見れば一目瞭然ですから
ある程度の信用は担保されています。
中には、
「会社相手じゃないと取引しない」
といった会社も存在します。
大手企業には多いです。
個人事業として事業を続けていく中で、
今まで取引をしていた取引先から
という話になり、
必要に迫られて法人化した会社も
あります。
と言われて、
新たな取引ができなかった個人事業主の方も
いらっしゃいます。
とくに、こういったことは
相手の取引先が大きくなればなるほど
多くなる傾向です。
決算書ひとつとっても、
会社の方が厳密な会計処理が求められます。
個人事業はどうしても
事業関連費用と生活関連費用が
混同されますので、
説得力に欠ける部分もあります。
そういう意味では、
会社の方が個人事業よりも
社会的信用が高いということが
言えそうです。
法人化を検討する際に
検討すべきことは多岐に渡ります。
もちろん、メリットばかりでなく
デメリットもあります。
今後、ひとつひとつ
記事にしていく予定です。
東條でした。
それでは、また明日!
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