社員にお金の知識は必要?

Vol.235

いつもありがとうございます。

 

二代目社長専門

キャッシュフローコーチ®/税理士

 

東條です。

 

 

コスト意識

 

会社で働くにあたって、

すべての事象に対して

常にコストが発生しています。

 

コピーをとるだけでも、

用紙代、インク代、

事務員の人件費、電気代など

 

色んなコストが発生しているんですね。

 

 

働いているときだけじゃありませんね。

 

日常生活のすべてで

コストが発生しています。

 

 

会社経営をしていると

コストに敏感になります。

 

ちょっとした値引きをするにしても

 

この値引きをすると、粗利率がこれだけだから
粗利にこれだけ影響があって、
そうすると、固定費がこれくらいだから・・・

 

こういう方もいたりいなかったり…

 

 

いずれにしても、

利益にどれくらいの影響があるのか?

 

ということは理解したうえで

判断した方がいいですよね。

 

 

どれだけ物売ったところで、

利益が残らないと悲しいですから。

 

 

 

社長だけの話じゃありません。

 

現場で商談したり、

お客様と直接かかわったり

しているのは、

社員の皆さんです。

 

 

社員たちにこそ、

このコスト意識が必要なんですね。

 

 

目の前の事象に

どのようなコストが発生しているのか

常に意識すること

 

これが

コスト意識

 

やっぱり、大事です。

 

 

社長や幹部社員のみならず、

社員一人ひとりにコスト意識があるかないか

 

これは、

会社の利益と社員の給料の両方に

直接反映されます。

 

 

 

 

 

たとえば、

営業の人が商品ひとつ当たりの

原価や儲けをまったく理解せずに販売

していたとしたらどうなるでしょう?

 

おそらく、

行き当たりばったりの販売になります。

 

売れたということに一喜一憂し、

「儲け」は度外視ということも考えられます。

 

「儲け」という概念がありませんから、

安易に値引きを行うこともあるでしょう。

 

 

その値引きには何の根拠もありません。

 

安易な値引きは、

お客様にとれば安く買えるに

越したことはありませんが、

 

会社にとっては、

百害あって一利なしです。

 

 

自身のノルマ達成のためなのか、

お客さんに安く買ってもらい

喜んでもらえたら

それでいいのか、

 

はたまた、

漠然と数を売ることが

目標になっているかも

しれません。

 

 

例えば、

営業の人が

商品ひとつ当たりの原価や儲けを

しっかり理解しながら販売

すると

今月は「儲け」がこれだけ必要だから、
今月中に○○個
販売する必要があるよね!

 

こういうことを考えながら

販売するかもしれません。

 

 

仮に値引きをしても

その値引きには根拠が

あります。

 

値引きした分は、○○個
多く販売すれば、
目標の「儲け」に到達するよなぁ

 

今の値段で販売するよりも
値下げした分、多く販売する方が
確率が高いよね。

 

 

そういう判断ができます。

 

 

つまり、

目標からの逆算

この考え方です。

 

日本キャッシュフローコーチ協会理事 和仁達也先生直伝 お金のブロックパズル

 

コスト意識をもった上で、

この考え方を理解すると、

鬼に金棒です。

 

 

目標を達成するための最善策は何か?

 

常にこういう視点で考えますから。

 

 

 

粗利益を多く稼ぐことが

会社により多くの利益をもたらし、

同時に

自分の給料に跳ね返ってくる

ことになります。

 

これも、会社のお金の仕組みを

勉強してもらうことで

十分理解可能です。

 

 

 

 

 

 

今回は、営業の方を例に

挙げましたが、

 

会社の製造部門や

商品開発部門、人事、経理など

 

すべての社員が

コスト意識を持ちながら

連携して働くことで

必ず、

会社の生産性はアップ

しますよ!!

 

 

そのためには、

社員の皆さんに必要最低限の

お金の知識を習得してもらう

必要がありますよね。

 

 

難しそうですけど、

そうでもありませんから。

 

繰り返し学ぶことで習得可能です。

 

 

 

ただし、ときには

コスパ度外視の

振り切った”利他”も

必要なのかもしれません。

 

 

 

東條でした。

それでは、また明日!