10年間で手取りは○○円減っています!

Vol.136

いつもありがとうございます。

 

二代目社長専門

お金のセーフティパートナー

 

東條です。

 

 

 

12月14日に発表された

税制改正大綱で

「給与所得控除」が改正されることに

なっています。

 

給与所得控除

給与の額に応じて一律で決められている、サラリーマンの経費

 

簡単に言うと、こんな感じです。

 

例えば、

年収が500万円の

サラリーマンであれば、

154万円は経費として

控除されたうえで、

税金を計算します。

 

スーツや制服、備品など

仕事に必要であるにも関わらず、

会社から支給されないものも

ありますしね。

 

 

 

今回の改正で、来年から

給与所得控除が一律10万円

減額される予定です。

 

 

同時に、年収が850万円以上の

サラリーマンの給与所得控除も

195万円で頭打ちになっています。

 

この5~6年で給与所得控除(サラリーマンの経費)

は縮小され続けています。

(とくに高所得者層の縮小が目立ちます)

 

 

社会保険料は毎年毎年

ちょっとずつ上がってきてますし、

 

そのほかの控除もここ数年で

変わっています。

 

15歳までの子供を扶養した場合の「扶養控除」も

廃止されましたし、

16歳から18歳までの子供を扶養した場合の

「特定扶養控除」も廃止されています。

 

 

基本的には、個人の税金については

ほぼ増税方向です。

 

 

 

ちょっと、あまりに

ムカついてきたので計算してみました(笑)

 

 

 

10年前(2008年)のサラリーマンの

税金・社会保険料と

2018年のサラリーマンの

税金・社会保険料を

比較してみました。

 

 

10年間で

年間の手取りが

どれくらい減ったのか?

 

 

 

①年収500万円

配偶者あり

子供 - 中学生と小学生ひとりずつ

生命保険加入

 

という前提での計算です。

 

 

2008年

社会保険料 58万円

所得税 6万5千円

住民税 15万2千円

合計 79万7千円

 

一方、2018年は、

社会保険料 69万5千円

所得税 10万9千円

住民税 21万7千円

合計 102万1千円

 

10年前と比べると、

年収500万円のサラリーマンで

年間約22万4千円の増税です。

 

正確に言うと、

11万5千円の社会保険料アップと

10万9千円の所得税・住民税の増税です。

 

(世帯の構成によって、増税額も変わります)

 

 

 

②年収1000万円

配偶者あり

子供 - 中学生と小学生ひとりずつ

生命保険加入

 

の前提で計算しますと、

 

 

2008年

社会保険料 98万円

所得税 62万3千円

住民税 54万6千円

合計 214万9千円

 

一方、2018年は、

社会保険料 126万5千円

所得税 77万円

住民税 61万円

合計 264万5千円

 

 

10年前と比べると、

年収1000万円のサラリーマンで

年間約49万6千円の増税です。

 

正確に言うと、

28万5千円の社会保険料アップと

21万1千円の所得税・住民税の増税になります。

 

(世帯の構成によって、増税額も変わります)

 

 

 

日本も、

年功序列で長く勤めれば

給料も自動的に上がっていく

という時代は終わっています。

 

給料も現状維持では、

手取りはどんどん減っていく時代です。

 

 

 

給料は、本来

社員自らがつかみ取るもの

です。

 

 

社員に対して、自らの給料を

自らつかみ取ってもらいたいと

考える社長は、

 

会社の業績と社員自らの給料は

連動していて、

社員が目標をもって

会社の粗利に貢献しながら自分の給料を増やす

という仕組みを理解してもらう

必要があります。

 

和仁達也先生「超★ドンブリ経営のすすめ」からお金のブロックパズルを引用

 

 

その仕組みを理解したうえで、

「自分たちが粗利にどう貢献できるのか?」

 

そう考えながら動ける環境づくりを

しませんか?

 

 

 

こういったことにお困りの

経営者様は、我々キャッシュフローコーチに

お声がけください。

 

社員向け勉強会などを通して、

新たな組織作りを

一からをサポートいたします。

 

 

 

東條でした。

それでは、また明日!