変動費って何?

変動費は、売上高の増減に比例して増減する費用のことを言います。

”可変費”ともいいます。

 

 

原材料費、商品仕入高や外注加工費

などが該当します。

 

 

例えば、

1本あたりのペットボトルの水

販売価格 100円

仕入価格  70円

としたとき、

 

この水を3本販売すると

売上高 300円

仕入高 210円

 

販売数量が3倍になれば、

仕入金額も3倍になっています。

 

 

この場合の

「仕入高」のように

 

売上高に比例して増減する費用のことを

変動費と言います。

 

 

比例して増減

 

ここがミソなんですね。

 

 

具体的には?

 

変動費は業種によって異なります。

 

卸売業、小売業・・・商品仕入高、支払運賃など

製造業・・・原材料費、部品代、外注費、機械燃料代など

建設業・・・原材料費、外注費、運搬費、現場光熱費など

タクシー会社・・・燃料代(ガソリン)など

歯科医・・・材料代、外注加工費、物販仕入代など

 

※ あくまでも一例になりますので、具体的には顧問税理士等にご確認ください。

 

 

(参考)

人件費は一般的には固定費になりますが、

派遣社員や契約社員の給与、残業手当、完全歩合制給与など

売上高に比例するような場合は変動費とみることもできます

 

 

 

広告宣伝費や接待交際費は変動費なの?

 

 

例えば、広告宣伝費や接待交際費など

費用をかければ、売上高に反映される費用もあります。

 

けれども、広告宣伝費や接待交際費を2倍にすると

売上高も2倍になるかといえば、そうでもありません。

 

まったく効果がでない場合もあります。

 

なので、広告宣伝費や接待交際費

一般的には、固定費といわれています。

 

 

逆に、広告宣伝費や接待交際費

 

これをかければかけるほど

売上高に反映させることができれば、

変動費といえますよね。