“AIパートナーシップ経営”のすすめ 〜業務効率化から価値創造へ〜

いつもありがとうございます。

二代目社長専門税理士
東條です。

 

 

最近、クライアントの経営者に対して、
AIの話を必ず行うのですが、

その度に皆様おっしゃいます。

 

経営者
AIって、単純作業を自動化するものだと思っていたんですが、
最近はこんなことまでできるんですか?

 

確かに、数年前までは多くの人がそう考えていました。

僕も同じです。

 

しかし、

現実は大きく異なる方向

に進んでいます。

 

 

■AIの進化が変えた常識

2020年頃まで、
多くの経営者が考えていたAIの影響

・経理事務の自動化
・データ入力作業の効率化
・工場ラインの自動化
・レジの自動化
・コールセンター業務の自動化
・自動運転

 

つまり、

「定型的な仕事」がAIに置き換わる

と考えられていたんです。

 

実際に、そういった面での進化も大きいです。

 

「自動オペレーター」

 

「無人レジ」

 

「運転手なしのモノレール」

 

など、すでにAIに代替されているものもあります。

 

 

 

ところが、2024年の今。
状況は劇的に変化しています。

 

■予想外の展開

ChatGPTやMidjourney、Stableなど、
次々と登場する最新AIは、
むしろ

クリエイティブな仕事

でその真価を発揮し始めています。

 

 

 

例えば、

・コピーライティング
・デザイン制作
・プログラミング
・企画立案
・戦略策定
・作詞、作曲
・動画生成

他にも、経営計画を策定したり、
その計画からメンバーそれぞれのタスクに落とし込む
なんていう作業も得意です。

 

かつては「人間にしかできない仕事」と
思われていた領域で、AIが驚くべき成果を
上げ始めている

 

 

■なぜこうなったのか?

この予想外の展開には、
重要な示唆が含まれています。

 

それは、

「人間の仕事の本質は何か?」

という問いに関係しています。

 

 

■人間の仕事の再定義

実は、定型的な仕事こそ、
人間の経験と判断力が必要だったりするんです。

例えば、経理業務。
一見、単純な数字の処理に見えますが、
その背景にある取引の本質や、
関係者との信頼関係など、
人間的な要素が大きく関わっています。

 

一方で、クリエイティブな仕事は
むしろパターン化できる部分が
多かったりするんですね。

 

 

■これからの経営に求められること

では、経営者は何を考えるべきか?

 

僕は、こう考えています。

 

人間とAIの新しい協業モデルの構築を行う

つまり、AIを「置き換える相手」ではなく

AIを「パートナー」

として捉える

 

■AIは「代替者」ではなく「パートナー」

「AIは代替者ではなくパートナー」という考え方は、
AIと経営者の望ましい関係性を示す重要な視点です。

ここはとても長くなるので、
次の記事を参考にしてください。

データと魂の融合 〜サッカーから読み解くAI時代の経営者像〜

 

 

■AIとのパートナーシップで広がる可能性

具体的に、このようなことが実現できます。

  1. 時間の質的転換
    ・単純作業→戦略的思考へ
    ・データ入力→創造的な企画立案へ
    ・ルーチンワーク→人間関係構築へ

  2. 意思決定の精度向上
    ・AIによるデータ分析
    ・人間による直感的判断
    ・両者の組み合わせによる最適解の導出

  3. 新しい価値の創造
    ・AI:大量のデータ処理と傾向分析
    ・人間:感情や文脈の理解
    ・両者の融合による革新的なアイデア創出

 

 

■パートナーシップを成功させるポイント

  1. 明確な役割分担
    ・AIの得意分野を理解する
    ・人間にしかできないことを見極める
    ・両者の強みを活かす領域を設定

  2. 継続的な学習と適応
    ・AIの進化をキャッチアップ
    ・人間のスキルアップ
    ・相互補完関係の最適化

  3. 組織文化の醸成
    ・AIへの過度な期待や恐れを排除
    ・建設的な協業マインドの育成
    ・失敗を恐れない実験的姿勢

 

 

■二代目社長に求められること

特に事業承継期の企業にとって、
このAIとのパートナーシップは 大きなチャンスとなります。

 

なぜなら、

・伝統的な業務のシステム化が可能に
・新規事業展開の可能性が広がる
・若手社員の活躍の場が生まれる

 

このチャンスを活かすためには、

経営者自身がAIを「パートナー」として理解し
活用する姿勢を見せる

ことが 重要です。

 

 

■最後に

技術の進化は、私たちの予想を
常に裏切ってきました。

だからこそ、柔軟な発想と
果敢な挑戦が必要なんです。

 

「AIに仕事を奪われる」
という発想ではなく、

AIと共に新しい価値を創造する

という視点で、
経営のかじ取りをしていきましょう。

 

その答えは、
きっとあなたの会社の未来を 大きく変えるはずです。

 

 

東條でした。
それでは、また明日!