Vol.94
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
キャッシュフローコーチ
をやっていると、
こういった質問があります。
「キャッシュフロー」とは、
「お金の流れ」
のことです。
入ってきたお金から
支出したお金を差し引いて、
手元に残るお金の流れ
を言います。
この
「キャッシュフロー」を軸に、
お金の動きに焦点をあてて
経営の舵取りを行うこと
これを
『キャッシュフロー経営』
と言います。
今日、明日の2回にわたって、
『キャッシュフロー経営』とは何なのか?
『キャッシュフロー経営』を取り入れるとどうなるのか?
について、記事にします。
この
『キャッシュフロー経営』ですが、
ここ最近始まったものではありません。
もう10年以上前から
『キャッシュフロー経営』の
取り組みは始まっています。
もちろん、すでに
実践している会社も
たくさんありますが、
まだまだ本格的に
取り組んでいらっしゃる
中小企業は少ないのが実態です。
今までの経営と何が違うの?
今までの一般的な経営は、
「利益追求型の経営」です。
利益のみに焦点をあて、
利益を追求する経営が
主流でした。
いかに利益を上げるか
利益を上げるために、
いかに売上を上げるか
いかにコストカットするか
こういったところから、
売上至上主義
利益至上主義
売上を上げ、利益を上げれば
会社経営は安泰だという
経営方針です。
もちろん、
会社が営利目的で
存在する以上、
売上を上げ
利益を追求することは、
当たり前のことですし、
会社の最も重要な目的のひとつです。
しかし、それだけでは
会社はうまく軌道に乗りません。
こういったことを感じたことが
ある方も多いと思います。
この要因の一つとして考えられるのが、
日本の会社経営の指標の表し方です。
日本の会社経営の指標として
一般的なものの一つが
「損益計算書」
です。
この「損益計算書」
ザックリご説明すると、
売上 ー 経費 = 利益
これが分かります。
儲かっているのか
儲かっていないのか
が一目で分かります。
ただし、
これだけでは
お金の流れが分かりません。
利益とお金の流れは一致しない
からです。
詳しくはコチラをどうぞ☟
日本の会社経営の指標として
もう一つあるのが、
「貸借対照表」
「貸借対照表」は
「バランスシート(B/S)」とも呼ばれ、
会社の一定時点の
財政状態を見るものです。
ザックリいくと、
会社の決算時点などに
会社がどんな財産をいくら持っていて
負債がどれくらいあるのか?
会社の安定性や支払能力まで
確認することもできます。
が、決算時などの一定時点での
お金の残高は分かりますが、
一年間のお金の流れが
ハッキリ見えるかと言えば
そうでもありません。
さらに、この二つの指標
「損益計算書」
「貸借対照表」
ですが、
中小企業の会社経営に
活用するには大きな欠点
があります。
それは・・・
ふたつとも
会社の過去の結果!?
なんです。
これが、キャッシュフロー経営と
どう関係があるのかは、
明日に続きます!!
東條でした。
それでは、また明日!
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