Vol.44
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
昨日、
マネジメントゲーム(MG)に
参加しました。
AM9:30に始まり、
PM18:00まで
一日みっちりです。
マネジメントゲーム(MG)の
内容を深堀りするつもりは
ありませんので簡単にですが、
マネジメントゲーム(MG)とは、
経営シミュレーションゲームです。
参加者ひとりひとりが
経営者の立場になり、
ゲーム上で自分の会社を
運営します。
経営するだけではなく、
決算書作成も自分で行います。
製造業を前提としているため、
材料の購入から製品の販売までの
流れをつかむことができ、
その流れには、常にお金が伴っている
ことを体感できます。
「予定外の出金が発生して
資金ショート」
「利益が出ているのにお金がない」
などの経営で起こり得る
リアルな危機に直面します。
そういう意味では、
経営者向けというよりは、
工場員や技術職、営業の方
事務員の方などに対して、
社員研修として
利用するにはすごく
よくできています。
彼らにとって、普段の業務では
決して味わえない
経営ならではのピンチが
生じます。
僕にとっての一番の収穫は、
手元の預貯金のみを
判断材料として経営判断を
することの危険性
を身をもって体感したことですね。
このマネジメントゲーム
期末に決算書を作ります。
逆に言うと、決算書を作るまでは、
詳しい業績は分かりません。
つまり、業績が判明するのは
期末になってからです。
一年が経過してからじゃないと
業績が分からないんです。
「おそらく儲かっているだろう」
「相当な赤字になりそうで
ヤバイなぁ」
ゲームを進めながら
それくらいの感覚は
あります。
ただ、途中途中で
何を根拠に経営判断を
すべきなのかが
まったく見えなかったことで
ただ単純に利益を追求する
ゲームになってしまいました。
資金繰りも
「多分、これくらいお金があれば
まぁ大丈夫だろう」
「多分、この時期に
これくらいのお金がかかるけど、
多分なんとかなるんちゃうかなぁ」
という感じで、
計画性も何もない状況です。
これは個人的に、
やり方がまずかったです。
ある程度でも、
ザックリと業績を
把握しながらやっていくと
また違った方向に
進んでいたでしょう。
今・現時点でどのくらい儲かっているか?
損失がでているか?
これを把握することが
すべての経営判断の
第一歩です。
これが分からない状態で
適切な経営判断をすることは
不可能です。
資金繰り表や
事業計画の作成、
アクションプランの策定、
計画と実績の検証など
これらはすべて
タイムリーな経営数字を
もとに作成します。
つまり、
今・現時点でどのくらい儲かっているか?
損失がでているか?
が分からないことは
実はものすごく怖いことです。
今の自分の立ち位置が
不明確である以上、
未来の自分の立ち位置を
推測することは
不可能です。
毎月、できる限り早く
タイムリーな経営数字を
把握する。
当たり前のことを
当たり前にやる会社こそが、
経営基盤を強固なものにします。
東條でした。
それでは、また明日!
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