Vol.170
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
こういう電話がありました。
銀行も含め、
僕たちが当たり前のように
使っている
決算書
ですが、
少々分かりにくいですよね。
一般的に決算書は、
「決算報告書」
とタイトルがふられ、
「貸借対照表(BS)」
「損益計算書(PL)」
「株主資本等変動計算書」
「個別注記表」
といったものがあります。
経営者はこの決算書を読み、
そこから
「お金の流れをつかむ」
ことが必要になります。
ただ、数字は苦手、経理は嫌い
という方は多いです。
何も経営者ご自身が
決算書を作る必要はありませんが、
”お金の流れの全体像をつかむ”
これは必要です。
例えば、
売上や利益は
「損益計算書(PL)」 に反映されます。
それを読み解けば
短期的な損益は分かります。
同時に、毎期の
「損益計算書(PL)」
に反映される経営成績の積み重ねが、
「貸借対照表(BS)」
において、ある時点の
会社の財政状態
として表されます。
この2種類の資料を
顧問税理士が毎月作成し、
これを基に
経営者が経営判断を行っている。
といったケースがほとんどです。
ただ、残念なことに、
この決算書だけでは
会社のお金の流れの全体像をつかむ
ことはできません。
この決算書は、
様々な目的のために
作成されています。
例えば、
①経営者が経営判断に利用するため
②税理士が税務申告をするため
③既存株主が、
企業が正しい運営をしているか
このまま投資を続けてよいのか
判断するため
④金融機関が融資の
判断基準に利用するため
⑤投資家が株式の売買の
判断基準に利用するため
(主に上場会社)
などなど
様々な立場の人が
様々な目的をもって
この決算書を必要とします。
つまり、
決算書は万能
です。
決算書は、様々な立場の人が
それぞれの目的を果たすことができる
万能な資料です。
しかし、
経営者が見たいのは、
すべてのことを万遍なく
書いている
万能な資料
ではなく、
経営判断につながる専門的な資料
です。
「経営者が経営判断に利用する」
この目的のためにのみ
作られた資料の方が、
より確実で納得の
経営判断ができそうですね?
決算書を、うまく作り変え、
見せ方を工夫するだけで
こういったものは
作成可能です。
会社の経営の指標として使える
重要なものは、ある程度決まっています。
同時に、会社の課題や環境によっても
ポイントとなる軸が異なります。
それぞれに合った
オーダーメイドで作成された決算書が、
会社の課題解決の近道になりますよ。
東條でした。
それでは、また明日!
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