なぜキャッシュフローコーチなのか

Vol.62

いつもありがとうございます。

 

二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®︎/税理士

東條です。

 

 

以前、僕が関わった会社に
こういう会社がありました。

ある、名古屋近郊の会社です。

 

5、6年前までは毎期黒字で
比較的好調でしたが、

ちょうどその辺りから
材料の高騰を受け、
粗利率が大幅に
下がってきてました。
(売上に対する仕入・外注の比率が上がってきたということです。)

それ以降、業績も
下降気味で、資金繰りも
怪しくなってきました。

 

資金繰りをなんとか
まかなうため、
売上を確保するしかない
という結論に達し、

拡大路線に方針転換

増産体制に入りました。

 

そのため、
銀行から相当な借入をし、
店舗・工場を拡大

億単位の借入です。

 

工場員も増やし、
営業も増員したことから
人件費が大幅に増加しました。

もちろん、店舗・工場の
維持費やその他固定費も
大幅増です。

 

結果、
売上も増えましたが、
固定費も同じように増えました。

同時に、
借入返済の負担が激増
しているものですから、
キャッシュフローは
まったく回っていない
ような状況です。

借入返済は利益から支払います → 詳しくはコチラ 「お金の流れを見える化する」

 

借入金は毎月返済しますが、
キャッシュが底を尽きると
再度借入をします。

そんなことを
繰り返しますから、
数年経って
借入金はむしろ
増加していました。

 

これって、
目先の売上だけ
追い求めた結果、
他のものが
見えていません。

まさに、
未来のお金の動きが
まったく見えていない
状況でした。

 

 

社長自身、

「目隠ししながら経営」

しています。

 

 

今の僕の一番初めの役割は、

社長の目隠しをそっと外し、
見えない」ストレスを取り除くこと

です。

 

 

まずは、

社長の行動とお金の動きをリンク

させます。

 

その次に、

社長のとっ散らかった思考を
まとめて見せます。

 

それにより、
目隠しを外し、道筋を照らします。

 


 

ただ、当時の僕は、
そんなこと知りませんでした。

 

当時、僕は
完全に税理士業を
やっていました。

社長の経営パートナー
ではありませんでした。

 

「今期の税金、これくらいになりそうです。」

「こうすることで、これだけの節税ができます。」

「この設備入れることで、消費税の負担減ります。」

 

 

もちろん、こういうことも
重要です。

 

ですが、結果として、
その後、社長から
でてきた言葉は
こういう言葉でした。

 

「お金のことを毎日、
考えてしまう。」

「資金ショートで会社を
潰してしまい、
社員を路頭に迷わせる
ことを考えると、
まったく夜寝られない!」

 

僕は、その話を聞いたときに、

何とかこの社長の力になりたい!

 

と、強く思いました。

が、当時の僕は、
社長の話を聞くしかなく、
悔やしいという感情しか
なかったことを
覚えています。

 

これがキッカケで、

「経営のことを学び、
社長や社員に楽しく
仕事をしてもらいたい!」

 

そういう想いで仕事をする
ようになりました。

 

僕が今
キャッシュフローコーチ®を
やっている理由です。

 

 

もし、今タイムマシーンで
その当時に戻れるなら、

社長にこういう風に話しています。

 

「社長、寝れますよ!
僕に任せてください!
一緒に頑張りましょう!」

 

 

東條でした。

それでは、また明日!