Vol.74
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
会社経営において、
税金はなるべく少なく
抑えたいものですよね。
とくに、会社の場合、
決算が終わって
一息ついたころに
ドカーンと納税がきて
一気に資金ショート
という話もよく聞きます。
だからこそ、早め早めの
節税対策は重要です・・・
が・・・!?
結論から言うと、
節税をすると、
会社にお金が残りません。
節税は、お金を使います。
お金を使わない節税もありますが、
出来ることは、ほとんど限られています。
たとえば、
こういう会社があったとします。
分かりやすさを重視するため、
数字と勘定科目を簡略化しています。
これをお金のブロックパズルで表すと
こうなります。
西順一郎先生のSTRAC表をもとに、日本キャッシュフローコーチ協会 代表理事 和仁達也先生 がアレンジしたものです。
税金の支払いが 9
翌期へ繰り越せるお金が 21
です。
仮に
この会社の社長が、
とりあえず、会社には安定的に
回るだけのお金があればいいんです。
会社には余分な資金は必要ありません。
できるかぎり、節税対策を
行います。
その意向を受け、
決算直前に
決算賞与の支払い 10
(役員に対しては難しいです)
と
備品の購入 10
(全額経費にするには要件があります)
を行うと、こうなります。
これを、お金のブロックパズルで表すと
こうなります。
西順一郎先生のSTRAC表をもとに、日本キャッシュフローコーチ協会 代表理事 和仁達也先生 がアレンジしたものです。
税金の支払いが 3
翌期へ繰り越せるお金が 7
節税対策を行った結果
税金の支払いが
9 から 3 へ 6 減少しました。
一方では
翌期へ繰り越せるお金が
21 から 7 へ 14 減少しました。
税金が減ったと同時に、
翌期へ繰り越せるお金は
もっと減ってます。
しかも、
決算賞与として支払ったお金は
受け取った個人に対して課税されます。
備品を購入しても、
一般的には、会社に
償却資産税という形で
課税されます。
お金とビジョンは連動しています。
詳しくはコチラ☟
将来使えるお金が
少なくなると、
会社のビジョン達成が
先延ばしになる可能性があります。
会社の戦略にも大きな
影響を及ぼします。
節税が悪いわけではありません。
もちろん、支払う税金は
少ないに越したことはありません。
重要なのは、
事業計画を立て、
予算を組みながら、
その範囲内で
節税をし、
必要最低限のお金は
残しておく
ことです。
詳しくはコチラ☟
何事もバランスが大事ですね!!
東條でした。
それでは、また明日!
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