Vol.134
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
お金のセーフティパートナー
東條です。
よく、
将棋の対局をテレビで
見ます。
将棋は、
どちらかが、
「負けました」
と投了することで、
決着がつきます。
大抵の場合、
対局が終了しても
お互いに神妙な面持ちを
しながら、
表情だけ見たら
どちらが勝っているか
よく分かりませんけどね。
そして、対局後に
必ず行われるのが
感想戦
です。
感想戦は、
勝者側が
「あのとき、こう指されていてら負けていましたね。」
とか、敗者側が
「あのときのこの手がまずかったですね。」
とか、
勝者と敗者が一緒に
その一局の最善手を
検討していきます。
義務ではないようですので、拒否することは可能です。
この感想戦、
PDCAサイクル
でいうところの
CとAの部分です。
PDCAとは
Plan ・・・計画
Do ・・・実行
Check ・・・評価
Action・・・改善
「PDCAサイクルをしっかり回そう」
とよくいいます。
計画をたてて、それを実行する。
そのあと評価をして
改善策を考え、それを盛り込んだ
計画をたてて、さらに実行する。
また評価して、改善して。。。
この
計画、実行、評価、改善のループを回す
ことが
PDCAサイクルを回す
ということです。
しかし、
PDCAサイクルを
回すことは
簡単そうでなかなか
できません。
僕も苦労しています。
この将棋の対局後の
感想戦、
完全に対局の一部として
組み込まれています。
対局を行うと、
半強制的に感想戦を行い、
自動的に C(評価)とA(改善)が実践
できます。
しかも、
対戦相手と一緒にです。
感想戦で
勝者と敗者の
お互いの思考を盤面に
形にしていきます。
戦ったもの同士が一緒に
局面を振り返って、
お互いを称え合います。
すごく合理的かつ効率的です。
お互い、対戦相手を
リスペクトしながら、
個々の実力を高めていく。
同時に、対局を
見ている人達に、
その結果に至るまでの
思考とプロセスを開示し、
将棋界全体を盛り上げていく。
そういった環境が
すでに整えられています。
将棋って、
感想戦まで含めて
対局なんですね。
世の中には、いろんな
競技がありますが、
こんなことは聞いたことが
ありません。
こういった将棋界の
伝統的な文化こそ、
ビジネスの大きな
ヒントになりそうです。
東條でした。
それでは、また明日!
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