Vol.223
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
お金のセーフティパートナー
東條です。
売上高と粗利益
そして、粗利率との関係
これ、面白いんですよね。
昨日のブログはコチラ☟
昨日の記事の中で、
いくら売上が増えたところで、
粗利益(アラリエキ)が減ってしまえば
元も子もありませんよ。
こんな話がありました。
ちなみに、
粗利益 = 売上高 - 変動費
売上高に占める粗利益の割合を
粗利率
といいます。
売上を増やすために
必死で苦労してなんとかやり切ったが、
結果、粗利益は減った。
じつはこれ、十分起こり得ます。
こんな状態です☟
日本キャッシュフローコーチ協会理事 和仁達也先生直伝 お金のブロックパズル
売上高 10%アップ
粗利率 5%ダウン
その結果、
税引前利益 半減
一年間めちゃくちゃ頑張って
「売上10%アップ達成!!!」
って思っても、
粗利率が下がるだけで
簡単に利益は吹き飛びます。
逆に言うと、
こういうこともあり得ます☟
日本キャッシュフローコーチ協会理事 和仁達也先生直伝 お金のブロックパズル
売上高 10%ダウン
粗利率 5%アップ
その結果、
税引前利益 1.3倍
売上減っても、
粗利率で挽回可能です。
こうなると、
戦略的に売上減らして粗利益を増やす
ということも可能なわけです。
こんなことも起こり得ますからね☟
日本キャッシュフローコーチ協会理事 和仁達也先生直伝 お金のブロックパズル
売上高 10%アップ
粗利率 5%アップ
その結果、
税引前利益 2.7倍
最高形ですよね。
このように、
粗利率の影響は
めちゃくちゃ大きい
です。
売上をいくら増やしても
それが粗利益の増加に
つながらなければ意味がありません。
だからこそ、
粗利率を意識しない
なんてことは
あってはならないことです。
一方では、
粗利率を上げるってどうやるの?
という声もあります。
これには、
まずは組織全体に
売上中心の考え方があるのであれば、
それを変える必要があります。
売上高を上げるだけがすべてではありません。
粗利益を経営指標
にすべきなんです。
粗利益を上げる一つの手段として、
売上高を上げることが必要
になるんですね。
売上中心の人事評価があれば、
それを改善すべきですし、
社員の皆様にも、
粗利益の意味と重要性を
認識してもらう必要があります。
粗利益を意識することで
たくさんのことが見えてきます。
例えば、
商品毎に粗利率は違います。
それらを個々に把握し、理解しておくことで、
商品毎にピンポイントで原因調査ができ、
次の戦略に活かせます。
また、
粗利率の高い商品の販売比率を高めれば、
粗利益もより多く上がります。
安売り、値引きがどれだけ
粗利益に影響するかも理解できます。
粗利益を意識することで、
変動費にも目がいきます。
仕入の工夫、在庫の工夫
こういったものがすべて
粗利益に反映されるわけです。
こちらをご参考に☟
粗利益を上げるためには、
売上を上げる
粗利率を上げる
どちらも必要です。
どちらが簡単で
どちらが難しいとか
正解があるわけではありません。
会社によって様々です。
なので、まずは
現状確認から始めましょう。
粗利率を10%改善する
となると、
一朝一夕では難しいですが、
1%~5%程度であれば
ほとんどの会社が
改善の余地があります。
粗利率 1%
これを舐めちゃいけません。
売上高1億円の会社であれば、
粗利率が1%改善されるだけで
100万円の利益増です。
売上高10億円の会社であれば、
1,000万円の利益増です。
たった1%です。
粗利率のインパクト
これ絶大ですからね。
もし、資金繰りでお困りの
経営者様がいらっしゃいましたら、
我々、キャッシュフローコーチに
お声がけください。
市場のニーズを見極めて
ひとつひとつ戦略的に
考えていきましょう。
東條でした。
それでは、また明日!
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