「たぶん大丈夫」が会社を滅ぼす~元日本代表監督・岡田武史が警鐘を鳴らす経営の落とし穴~

いつもありがとうございます。

二代目社長専門税理士
東條です。

 

「たぶん大丈夫だろう…」

 

この言葉、結構頭によぎるんですよね💦

 

今日は、元日本代表監督の岡田武史さんの言葉から、
経営における重要な気づきについてお話しします。

 

岡田武史さんと言えば、

・日本をW杯初出場に導いた「ジョールバルの歓喜」の立役者

・横浜F・マリノスをJ1連覇に導いた名将

・2003年シーズンでは1st、2ndステージ完全制覇を達成

 

 

日本サッカー界に多大な功績を残し、
今なお第一線で活躍する伝説的指導者です。

 

 

そんな岡田監督が、
「最も危険な言葉」として警鐘を鳴らしているのが、

 

「たぶん大丈夫だろう…」

 

この一言なのです。

 

 

なぜ危険なのか。

 

それは、この言葉が、

・慎重さを失わせ

・リスクへの感度を鈍らせ

・必要な確認作業を省略させる

からだと考えます。

 

 

実は、僕も税理士として多くの企業の
経営危機に立ち会ってきました。

 

その経験から見えてきた、
経営危機に陥る企業に共通する3つの思考パターン

 

1. 過去の成功体験への過信

「これまでもうまくいってきたから…」

「長年の取引先だから…」

「うちの業界ではこれが当たり前…」

 

 

2. リスク管理の形骸化

「与信管理は後で」

「資金繰り予測は来月から」

「決算書は形式的にチェックすれば」

 

 

3. 変化への対応の遅れ

「市場環境は急には変わらない」

「デジタル化は一旦様子見で」

「人材育成は余裕があったら」

 

これら全ての背景にあるのが、

「たぶん大丈夫だろう」という危険な思い込み

ではないでしょうか?

 

 

では、どうすれば良いのか。

 

1. 定期的な「危機意識」のアップデート

・月次での財務指標の確認

・四半期ごとの経営計画の見直し

・週次での資金繰りチェック

 

2. 「確認」の習慣化

・チェックリストの活用

・ダブルチェック体制の構築

・第三者の視点を積極的に取り入れる

 

3. リスクシナリオの具体化

・最悪のケースを想定した対策立案

・代替案の準備

・緊急時の意思決定プロセスの明確化

 

 

岡田監督の言葉を借りれば、

「一瞬でも気を緩めたら失点する」

のです。

 

 

経営も同じです。

 

 

気を緩めた瞬間に、
致命的な問題を見逃してしまう可能性があります。

 

 

だからこそ、

 

「たぶん」を「確実」に

「大丈夫だろう」を「チェック済み」に

 

変えていく必要があります。

 

 

明日から、皆さんの会社でも
「たぶん大丈夫」という言葉が出たら
要注意サインと捉えてみてはいかがでしょうか。

 

そして、その背後にあるリスクを
しっかりと検証する習慣をつけていきましょう。

 

 

東條でした。
それでは、また明日!