Vol.188
いつもありがとうございます。
二代目社長専門
キャッシュフローコーチ®/税理士
東條です。
ここ3日間、事業計画について
深堀りしています。
詳しくはコチラ☟
会社の事業計画策定において、
その計画を何が何でも達成する理由
これがないと、
すぐに下方修正が加わります。
何が何でも達成しなければいけない理由
そこには、
社長の想い・熱
と
数字の根拠
このふたつが必要です。
そのためには、
事業計画は、逆算で立てます。
僕が、コンサルの師匠
和仁先生から教えていただいたことです。
逆算で考えることで
数字に根拠が出てきます。
和仁達也先生「超★ドンブリ経営のすすめ」からお金のブロックパズルを引用
1.繰越金はいくら必要なの?
2.直近の設備投資は?
3.今後1年間の借入返済はいくら?
4.じゃあ、利益はこれくらい必要だね。
5.人件費はいくらい?
6.その他の固定費は?
7.粗利益はこれだけ必要だね
8.粗利率がこれくらいだから・・・
結果、
必達売上がでます。
必達売上を出すためには、
こういったことを考えていくべき
なんですね。
これらは、すべて始めに分かっていることです。
これらの数字は、
期首の段階で、すでに決まっているものもありますし、
はじめから予測がつくものばかりです。
「よ~い、ドン!」
の段階で、すべて予測がつきます。
あとは、これらを数字に
落とし込んでいくだけです。
しかし、現実的には、ほとんどの会社は、
一番初めのところ
1.繰越金はいくら必要なの?
ここで詰まります。
翌期に、いくらお金を残したいか?
ということです。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”東條”]いくらお金残したいですか?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”社長”]うーん、そりゃあればあるほど良いよね![/speech_bubble]
こうなりますよね。
ここで考えるべきは、
将来のビジョンへ向けての投資
会社を維持させていくだけなら、
万一の備えさえプールしておけば、
それ以外のお金は現状維持でいいはずです。
それでも
将来にお金を残す理由は、
会社のビジョンを達成するため
ここに集約されます。
だからこそ、
ビジョンが明確でなければ、お金を残す根拠が弱い
ことになります。
将来のビジョンが明確で、
具体的であればあるほど、
誰よりも社長自身が、
その計画を何が何でも達成するために
燃えますよね。
その熱が、社員にも伝わります。
もちろん、数字の根拠は大事です。
けれども、数字のロジックだけでは、
社員たちは動かないです。
社長の熱・想いと数字の根拠
この2つがあってこそ、
事業計画はホンモノになります。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”社員”]社長、やっぱりこの数字、達成するの難しいですよ。
とてもとても今のままじゃ達成できないです。
売上目標×××に修正してもらえませんか?[/speech_bubble]
ある社員から、こう提案があったとすると
どう答えますか?
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”社長”]確かにそうだな。
じゃあ、せめて前年実績は維持しよう[/speech_bubble]
とは言えないはずです。
これを達成できなければ、
ビジョン達成が遠のきますから。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”社長”]確かにそうだな。
けど、ここは踏ん張りどころ
もうひと工夫して何とか達成する方法を考えよう![/speech_bubble]
これは、積もり積もって
天と地ほどの差になってきます。
仮に、
「どうしてそこまでこの数字にこだわりますか?」
という質問が社員からあっても、
ビジョンが明確かつ具体的で、
さらに数字の根拠があれば、
その理由を堂々と答えられます。
この数字にこだわる明確な理由があります。
事業計画のスタートはビジョンです。
つまり、
事業計画はビジョンからの逆算
です。
だからこそ、
ビジョンが弱ければ、
事業計画も中途半端なものに
なってしまうんですね。
東條でした。
それでは、また明日!
コメント